特集１　システムの引き継ぎ〜Ｐａｒｔ２◆分析結果に基づく正しい引き継ぎ方法失われやすい情報，構造，ノウハウ
日経SYSTEMS　第155号　2006.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経SYSTEMS　第155号（2006.3.1）
ページ数	6ページ　（全5336字）
形式	PDFファイル形式　（786kb）
雑誌掲載位置	34〜39ページ目

　Ｐａｒｔ１で取り上げた問題の原因を探ってみると，「失われたモノ」の存在が浮かび上がる。それは大きく四つにまとめられる。頭にはあるが設計書に記されない　問題編のＣＡＳＥ１「なぞのダミー値」では，なぜダミー値を設定していたのか，その理由が失われていた。もし設計書にダミー値の目的を明記していれば問題にならなかっただろう。ＣＡＳＥ４「見逃されたフラグ」も同様だ。フラグの値の意味などは設計書に書かれていた…