Ｅｍｅｒｇｉｎｇ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ〜曲がるフィルム状スキャナを試作　光学系や機械部品が不要に
日経マイクロデバイス　第235号　2005.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経マイクロデバイス　第235号（2005.1.1）
ページ数	1ページ　（全940字）
形式	PDFファイル形式　（52kb）
雑誌掲載位置	5ページ目

　曲がるフィルム状スキャナの試作品が登場した。例えば，開いた状態の本や，ワインのラベルといった曲がった紙面にフィルム状スキャナを密着させて読み取らせることができる（図１）。駆動部品や光学部品が不要なので，スキャナを小型・軽量化，低コスト化できる可能性が高い。東京大学助教授の染谷隆夫氏らのグループが有機半導体とプラスチック基板を使って開発した。　通常のスキャナは，ライン状のセンサーを動かして読み取る…