ニュースの深層〜東レ、樹脂で難燃性未達のＵＬ規格不正　問われる経営トップの責任
日経ものづくり　第810号　2022.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第810号（2022.3.1）
ページ数	3ページ　（全3260字）
形式	PDFファイル形式　（448kb）
雑誌掲載位置	16〜18ページ目

　東レグループが、再び品質不正問題を抱えた。米国の安全規格であるＵＬ規格＊に関する不正が発覚。同規格に適合していない樹脂製品を、東レが「１０年以上」（同社）にわたって顧客に販売していたことが分かった。東洋紡と京セラ、三菱電機と広がったＵＬ規格不正がさらに拡大したことになる。　東レグループでは、２０１７年に子会社である東レハイブリッドコード（愛知県西尾市）で補強材の検査データの改ざんが見つかっている…