多視済済〜自然に学んだ構造体の作り方とは？
日経ものづくり　第644号　2008.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経ものづくり　第644号（2008.5.1）
ページ数	3ページ　（全1448字）
形式	PDFファイル形式　（635kb）
雑誌掲載位置	19〜21ページ目

　ここに挙げた図形をよく見ると，一筆書きで描かれていることが分かる。１本の線が面を作り，それが３次元の構造体を形成していく。これは，ある生物の行動と，それがもたらす構造体を手本に作成したものだ。その生物は，１３００〜１５００ｍもの長さを持つ１本の糸から構造体を築く。この行動をロボットにまねさせて，同様の特徴を持った構造体を作らせる研究がある。うまくいけば将来，ロボットが原子力発電所の配管設備に入り…