１０分間で学べる業務革新講座　顧客価値と収益力を持続的に高める　価値志向プライシングのすすめ〜景気後退局面の今こそ価値志向の組織を目指せ
日経情報ストラテジー　第206号　2009.6.1

この記事の情報
掲載誌	日経情報ストラテジー　第206号（2009.6.1）
ページ数	4ページ　（全4227字）
形式	PDFファイル形式　（411kb）
雑誌掲載位置	102〜105ページ目

　景気後退局面における日本企業の価格戦略は、稼働率維持を優先し、値下げによる数量確保に傾きがちであった。生き残りをかけて、限られたパイを巡る熾烈なシェア争いに突入する。限界利益がある限りは、競合商品よりも１円でも安くしてシェアを取りにいく。こうした収益性を犠牲にした価格競争の危険にさらされている企業も多い。また、多くの消費財メーカーがナショナルブランドの長期的な弱体化の懸念を抱えながら、限界利益を…