特集１　どんな「変化」にも勝てる改善職場の作り方〜ステップ１　現状分析　事実の前では謙虚になれる
日経情報ストラテジー　第181号　2007.5.1

この記事の情報
掲載誌	日経情報ストラテジー　第181号（2007.5.1）
ページ数	8ページ　（全8762字）
形式	PDFファイル形式　（538kb）
雑誌掲載位置	80〜87ページ目

　トヨタ流改善職場作りの出発点である現状分析とは、データ収集による「事実」の把握のことである。例えば、トヨタグループのダイハツ工業は毎月、新車購入やサービス入庫した顧客を対象にアンケートを実施して、全国の販売会社の顧客満足度（ＣＳ）をまとめる現状分析を続けている。結果はすべて販売会社にフィードバックするが、２００５年の時点で調査結果に大きな課題が発見された。ダイハツの顧客の約７０％を占める「女性客…