レポート１　どうなる？「住基ネット」〜市町村の運用が危ない！
日経情報ストラテジー　第127号　2002.11.1

８月５日、「住基ネット」は住民の不安を残したまま稼働を始めた。しかし、運用の最前線である市町村の現場の不安は、住民以上に大きい。住基ネットのセキュリティを、市町村の運用の面から検証する。　「意味のないもん作ってどないすんねん」。　京都府宇治市の木村修二・企画管理部情報管理課長は、「住民基本台帳ネットワークシステム」（住基ネット、詳細は６６ページを参照）のことを聞いて、こう思ったという。ほかにも住基…