特集１　シリーズ特集「失敗の研究」第一弾　危うし！日本のサプライチェーン改革〜事業特性を軽視した　ＳＣＭ拡大は失敗に
日経情報ストラテジー　第110号　2001.6.1

この記事の情報
掲載誌	日経情報ストラテジー　第110号（2001.6.1）
ページ数	3ページ　（全3521字）
形式	PDFファイル形式　（106kb）
雑誌掲載位置	33〜35ページ目

　「サプライチェーン改革は、一部の部門だけで実行しても意味はない。全社一斉に改革を断行することで競争力を一気に高めたい」。昨年、ある大手電機メーカーであるＡ社の担当者は、自信たっぷりにこう話していた。　Ａ社が描いたＳＣＭモデルは、需要予測システムを活用して、部品メーカーに対する発注の確定を生産に着手するギリギリまで引き付ける一方、工場は週単位で生産計画を見直すことで、需要変動に柔軟に対応しようとい…