判例に学ぶ医療・介護トラブル回避術〜身体拘束を行った患者が死亡　二審では病院に過失ありと判断
日経ヘルスケア　第382号　2021.8.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第382号（2021.8.1）
ページ数	3ページ　（全4394字）
形式	PDFファイル形式　（1276kb）
雑誌掲載位置	90〜92ページ目

今回は、精神科病院の患者が身体拘束を受けて死亡した事案です。「拘束は適法」とされて請求が棄却された一審に対し、二審では「違法」として判断が覆りました。入居者の拘束は介護施設でも想定される事態ですが、どのように取り扱うべきでしょうか。事件の概要　患者Ａは１９７６年生まれの男性。２０１６年１２月６日、統合失調症と診断されＢ精神科病院に医療保護入院し、入院中の１２月２０日に肺血栓塞栓症（ＰＴＥ）を発症し…