患者の心を開くメディカル・サポート・コーチング塾　第３回〜【うなずき、相づち、おうむ返し】患者に共感を示す基本技術
日経ヘルスケア　第210号　2007.4.1

東京メディカルケアセンター　精神科医師　奥田　弘美院内の喧騒が一段落した夕方。ある入院患者が、こっそりと病院の内科部長を訪ねてきた。患者　「ちょっとお話があるのですが、今よろしいでしょうか」主治医　「ええ。何でしょう」患者　「あの、私を担当している研修医を替えてほしいのです。できるだけ早くに」主治医　（わずらわしそうな表情で）「えっ？何でですか？」患者　「採血は下手。消灯時間を過ぎてから診察に来る…