ＲＥＰＯＲＴ　病医院〜値引き競争からの脱却図る　医薬品卸とどう付き合うか
日経ヘルスケア　第172号　2004.2.1

この記事の情報
掲載誌	日経ヘルスケア　第172号（2004.2.1）
ページ数	4ページ　（全5065字）
形式	PDFファイル形式　（231kb）
雑誌掲載位置	52〜55ページ目

　薬価差が病院経営の収益の柱とはなり得なくなった現在、卸との間で行われる価格交渉も大きく様変わりしている。適正利益の確保のために大手卸は、“値引き”に代わる新たな付加価値の提供によって、病院と新しい関係を築こうとしている。医療機関側に価格交渉の余地はもう残されていないのだろうか−。　「医薬品の値段は下がらなくなった。最近は卸との力関係も五分五分で、値切る気力もわかない」。こう話すのは、東京都内のあ…