解説１〜検証：ダビング１０騒動
日経エレクトロニクス　第982号　2008.7.14

この記事の情報
掲載誌	日経エレクトロニクス　第982号（2008.7.14）
ページ数	6ページ　（全8551字）
形式	PDFファイル形式　（792kb）
雑誌掲載位置	97〜102ページ目

　「どなたか良いアイデアはありませんか？」と主査の村井純氏（慶応義塾大学　教授）が問い掛ける。会場が気まずい雰囲気で静まりかえる中，口を開いたのは，実演家著作隣接権センター（ＣＰＲＡ）の椎名和夫氏だった。　「今後も膠着状態を続けることに意味はない。ことダビング１０に限って，補償金問題と切り離して考え，本日この場でダビング１０の実施期日を確定することを提案したい」─。　劇的な譲歩だった。地上デジタル…