特集　ここが変わった！　疾患別・治療トレンド〜緩和ケアは「在宅」にシフト　地域薬局も積極的な関与を
日経ドラッグインフォメーション　第120号　2007.10.1

　訪問診療を受けている、いわゆる「在宅」の癌患者のうち、十分に痛みが緩和されていたのは４０％弱──。国際医療福祉大学看護学科長の島内節氏らが２００６年度に行った調査「在宅がん終末期患者におけるペインマネジメント」が示した結果だ。　癌の痛みは、適切な対処を行えば８０〜９０％の人で除痛が可能と考えられている。しかし、在宅現場を知る医療関係者からは、（１）経口オピオイドが十分に処方されていない（２）鎮痛…