ＯＴＣ講座〜プリザエース
日経ドラッグインフォメーション　第72号　2003.10.10

【製剤の特徴】　痔治療薬のプリザエースは、ＤＤＳ（ドラッグデリバリーシステム）の技術により、坐剤の直腸上部への入りすぎを抑え、患部に成分が長時間留まるように工夫された「静止型坐剤」である。油脂性基剤（ハードファット）に配合された水溶性高分子（セルロース誘導体）が、直腸内液（約３ｍＬ）によりすばやくゲル状に融解し、挿入後５分ほどで溶け始め、４時間程度患部に留まるとされている。　さらに、塩酸テトラヒド…