ｂｏｏｋｅｎｄ〜土木も建築も一体となったランドスケープの見方
日経デザイン　第236号　2007.2.1

　建築家として土木を考え、東京大学大学院で教鞭を執る、内藤廣氏のエッセーをまとめたもの。「１構築物の風景」「２川のある風景」の２巻同時刊行。タイトルの「建土築木」は、建築と土木、どちらかが上とはせず、同時に考えるために作った筆者の造語。東名高速防音壁、広島ピースセンター、東京高速道路などの構築物はそのモノ単体だけでなく、それらがどんな社会基盤のもとで作られたのか、道頓堀川、熊野川などの川自体ととも…