特別リポート　伝統土木ににぎわい創出を託す〜鴨川の河川改修工事　２倍のコストをはねのける石積み
日経コンストラクション　第566号　2013.4.22

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第566号（2013.4.22）
ページ数	3ページ　（全2558字）
形式	PDFファイル形式　（5122kb）
雑誌掲載位置	64〜66ページ目

京都市民の憩いの場、鴨川の河川敷で護岸改修工事が進行中だ。熟練の石工が、既存護岸の建設当時と同じ工法で天端に曲線をつくり出す。府は手間やコストの増分以上の価値を認める。　市民に親しまれてきた京都・鴨川の石張り護岸を再構築する工事だ。従来の景観を維持するために、石積みの工法を踏襲。自然石を使って上端に丸みを持たせる「巻き天端」と呼ぶ工法を採用した。　この工事は京都府が０９年度から１３年度までの５カ年…