特集　迷走する談合防止策〜解説
日経コンストラクション　第274号　2001.2.23

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第274号（2001.2.23）
ページ数	3ページ　（全3709字）
形式	PDFファイル形式　（52kb）
雑誌掲載位置	70〜72ページ目

　発注者が積極的に取り入れ始めた抽選方式や賠償請求−−。その導入には，問題点も少なくない。　一つは，談合防止策として必ずしも効果が十分ではないことだ。抽選方式では，落札予定者を一定の確率で排除できても，落札順位まできちんと決めた「強固な談合」には通用しない。賠償請求を契約に盛り込んでも，談合が摘発される確率が低ければ，骨抜きの制度になる。　受注者側の根強い反発もある。抽選入札には，「受注意欲が強く…