論風　大手ゼネコン不要論への答え〜旧来の考え方では生き残れない
日経コンストラクション　第262号　2000.8.25

　「ゼネコン不要論」という題は不適切だろう。将来，どうするのかとの問いかけが必要なのだ。　ゼネコンの「すべてお任せください」という形のサービスは，大多数の，特に建設の発注をまれにしか行わない発注者にしてみれば，面倒もなく，非常に好ましい形態だ。多くの発注者は，今後ともゼネコンが不当に高い建設費を要求しない限り，この方法で発注を続けるだろう。しかし，商業施設事業者，デベロッパー，メーカーまたは官庁と…