論風　企業評価に欠かせない視点〜企業の真の力は新しい「のれん」に表れる
日経コンストラクション　第260号　2000.7.28

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第260号（2000.7.28）
ページ数	1ページ　（全650字）
形式	PDFファイル形式　（20kb）
雑誌掲載位置	35ページ目

　「良いものは高い」ということは，否定しようのない経済原則である。これは，例えば自動車の場合，外国の一流車と国内の大衆車の品質と価格の差を見ても明らかである。　バブル経済崩壊以降，建設業界は「良いものを安く」という経済的に矛盾に満ちた目的を目指し，再建に臨んできた感がある。耳触りの良い語感をもつこの言葉に引きずられると，およそビジネスの存続はあり得ない。正しくは「より良いものをより安く」提供するこ…