情報化の落とし穴〜「外に向けた」システムの怖さを知る
日経コンピュータ　第533号　2001.10.22

桑原　　里恵札幌スパークル，システムコーディネータ　「Ｎｉｍｄａ」ワームが，猛威を振るった。警告情報が出る先から次々と企業に感染し，またたく間に組織全体へと被害を広げた。　企業へのウイルス感染はここ数カ月の間に，明らかに速く，広範囲になっている。Ｎｉｍｄａのように，強い感染力を持つウイルスが増えたことが第一の理由だ。しかし，もう一つの原因として改めて痛感したのは，企業間のメールやデータ交換がすさま…