経営者の眼 コラム〜曖昧表現で倫理が緩む 丹羽 宇一郎[伊藤忠商事社長]
日経ビジネス 第1216号 2003.11.10
掲載誌 | 日経ビジネス 第1216号(2003.11.10) |
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ページ数 | 1ページ (全1648字) |
形式 | PDFファイル形式 (34kb) |
雑誌掲載位置 | 79ページ目 |
曖昧な表現が問題を包み隠してしまうことがある。例えば有利子負債という言葉がそうだ。これは簡単に言えば、借金のことだが、産業界では有利子負債と言うようになった。当たり前のことだが、借りたカネは返さなければならない。しかし、有利子負債と言うと、現実味がなくなる。そこが言葉の持つ怖さだ。そこで私は社内では、できるだけ有利子負債と言わず、借金と言うようにしている。幹部もこれに倣って会議では原則、有利子負…
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