人を動かすプレゼン　伊東豊雄氏　前編〜緻密に検討してシンプルに伝える
日経アーキテクチュア　第1068号　2016.3.24

簡易な表現で競うプロポーザルでも、技術的な裏付けは欠かせない。「ラフに考えたことをそのまま描いても勝てない」と伊東豊雄氏は考える。「みんなの森ぎふメディアコスモス」でも、緻密な検討を経て選考に臨んだ。　安藤忠雄、妹島和世、槇文彦、藤本壮介……。２０１５年７月に開館した「みんなの森ぎふメディアコスモス（以下、メディアコスモス）」の公募型プロポーザル〔図１〕では、そうそうたる１２の設計者が第２次審査に…