ニュース　技術〜「ハの字形」の杭で既存建築物を補強
日経アーキテクチュア　第993号　2013.2.10

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第993号（2013.2.10）
ページ数	2ページ　（全1876字）
形式	PDFファイル形式　（1806kb）
雑誌掲載位置	20〜21ページ目

　建築物のすぐ脇から「ハの字形」に杭を打ち、基礎杭を補強する──。建築では珍しい斜杭を使った杭の耐震補強方法を、戸田建設、安藤建設、西松建設、千代田工営の４社が共同で開発した。狭い敷地でも施工できるのが特徴で、中小規模の建築物を中心に受注を狙う（図１）。　戸田建設によれば、古い杭の多くは建物の重量を支えることはできても、地震力に対して十分に抵抗できない。東日本大震災では、柱や梁などの上部構造が無被…