ニュース〜「塗料の種類が不明」で補修現場が混乱
日経アーキテクチュア　第973号　2012.4.10

　外壁を補修する際、新築時に使った塗料やシーリング材の種類がわからないため、適切な改修計画を立てられない─。３月２１日、日本建築仕上学会が主催したフォーラムで、こうした問題が増加している実態が紹介された。　同学会の会長を務める芝浦工業大学の本橋健司教授は「補修で使う塗料と、既存の古い塗料との間には相性がある。ところが、実際には古い塗料の種類が記録として残されていない場合も多く、そのような場合は対策…