あなたの知らない水トラブル〜第２回　じわり浸水で構造部が腐朽
日経アーキテクチュア　第958号　2011.8.25

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第958号（2011.8.25）
ページ数	4ページ　（全3467字）
形式	PDFファイル形式　（913kb）
雑誌掲載位置	88〜91ページ目

新しいタイプの水トラブル事例を具体的に紹介する。雨水などが屋根空間へ徐々に浸入、数年後に柱や壁など構造部分を腐朽させる事例を挙げる。結露をもたらす小屋裏の多湿の原因にもなる。（本誌）　まずは、４枚の写真をごらんいただきたい（写真１）。木造住宅の方形屋根の南面の屋根材（化粧スレート）を暑い盛りの８月に剥がした様子だ。野地板を垂木にとめている釘の周りにシミができている。これは、雨漏りが直接の原因ではな…