著者に聞く　山崎亮氏〜形よりも現実に向き合う
日経アーキテクチュア　第954号　2011.6.25

　設計者が空間の細部までこだわった公園が、１０年もすると寂れてしまうのはなぜか。テナントが撤退したデパートにどうすれば人のにぎわいを取り戻せるか。「物理的なデザインだけでは解決できない課題がある」ということに気付いた著者が、「人がつながる仕組み」を構築し、数々の難問を解きほぐしていく。　著者はｓｔｕｄｉｏ−Ｌを主宰する山崎亮氏。ＬはＬｉｆｅの頭文字だ。農学部でランドスケープデザインを学んだ山崎氏が…