流れを変えた１枚のスケッチ　伊東豊雄氏（伊東豊雄建築設計事務所）〜ここ一番に集中して最終案示す
日経アーキテクチュア　第917号　2010.1.11

　「コンペで僕がスケッチを描くときは、力が入っている証拠」。伊東豊雄氏が取り出したのは、台北ポップミュージックセンターのスケッチ。台湾で２００９年秋から審査が続く国際コンペだ。「絶対取るつもり」で臨んだが、最終の３案に残れなかった。　１万５０００を超える人が入る屋外ホール、最大で５２００人収容の屋内ホール、そして「ＨａｌｌｏｆＦａｍｅ」と呼ぶポップミュージックの殿堂やレコーディングスタジオなどがあ…