特集　こんなデザインが危ない〜事例　ガラス　図書館
日経アーキテクチュア　第904号　2009.7.13

　「２００２年の全面オープン当初から、本の閲覧室から出た幼児が中庭に向かい、ガラスに気づかずに軽く当たるケースがときどきあった」と、東京・上野にある国際子ども図書館の村田知則企画広報係長は振り返る。全面オープンから３年後、同館の職員たちがショックを受けるトラブルが起きた。３〜４歳とみられる男の子が、閲覧室の出口付近から中庭に向かって走り出し、ガラス面に思い切りぶつかって頭を打撲したのだ。　「この出…