未完のプロジェクト　手塚貴晴氏〜未完のプロジェクト１８　陽の当たる場所へ
日経アーキテクチュア　第890号　2008.12.22

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第890号（2008.12.22）
ページ数	1ページ　（全1001字）
形式	PDFファイル形式　（312kb）
雑誌掲載位置	124ページ目

木に包まれた荘厳な空間　金物を使ったのでは、鉄を木に置き変えただけで鉄骨造のホールと同じになってしまう。すべてを木でつくり上げてこそ意味があるのではないか─。金物を一切使用せず、組積造のように木材を組み上げる“組木造”の構想が生まれたのは、群馬県鬼石町（現・藤岡市）の中学校跡地に多目的ホールをつくる案件のコンペだった。　与条件として、地場産の間伐材の採用が挙げられていた。ねじれや反り、割れの起きや…