特集　北京再誕〜Ｐａｒｔ１北京再誕
日経アーキテクチュア　第880号　2008.8.11

「鳥の巣」「水立方」「水滴」─。新設された五輪施設には、こうした愛称が定着した。コンペの時点から注目を集め、北京市民にも好意的に受け入れられている幾つかのプロジェクトを通して、五輪開幕を直前に控えた中国の加熱ぶりを伝える。［国家体育場］市民の心に火をつけた「鳥の巣」　延々と続く、高さ約３ｍの白い柵。多くの見物人が指をかけてしがみつき、じっと目を凝らす。熱い視線の先にあるのは国家体育場。「鳥の巣」と…