ＣＬＯＳＥ ＵＰ 建築 日本工業倶楽部会館・三菱信託銀行本店ビル〜特定街区の一体開発で残った近代建築
日経アーキテクチュア 第742号 2003.4.14
| 掲載誌 | 日経アーキテクチュア 第742号（2003.4.14） |
|---|---|
| ページ数 | 6ページ （全5319字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （1872kb） |
| 雑誌掲載位置 | 16〜21ページ目 |
超高層ビルの足元に食い込むようにして、大正期の典型的な意匠を見せる近代建築が残った。当時の大手設計事務所だった横河工務所の松井貴太郎が設計した日本工業倶楽部会館だ。辰野金吾が手がけた東京駅から６年後の１９２０年、その斜め向かいの丸の内地区に竣工した。 築８０年の建物が、内外観ともによく保存されている──。一見、そう信じてしまいそうになる。ところが、保存したのは建物の西側３分の１にとどまる。残る３分…
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