法務〜鎌倉の景観保全で賠償請求を棄却　公共的利益はだれがどう守るのか
日経アーキテクチュア　第706号　2001.11.26

この記事の情報
掲載誌	日経アーキテクチュア　第706号（2001.11.26）
ページ数	2ページ　（全3057字）
形式	PDFファイル形式　（82kb）
雑誌掲載位置	101〜102ページ目

弁護士　杉山　真一ｓ古都・鎌倉における景観保全が，一地域住民からの損害賠償請求という形で争われた。裁判所は，景観は住民の個人的利益でないという理由で，この請求を認めなかった。ｓ米国では，こうした環境保全は「公共的利益」と見なされていて，様々な公的機関が規制権限を持っている。裁判を提訴できる権限も持っている。日本の公的機関はこうした権限を持っていない。公共的利益は，だれがどのような手続きで守るのか。…