読者の広場〜読者の　広場
日経アーキテクチュア　第637号　1999.4.5

建築・都市計画行政に危機感　建築・都市計画・住宅といった分野の行政は，本来それ自体が「人々の生活環境の向上」という自立した目的を持っていたはずだ。最近，こうした分野の行政が，他の政策，特に経済政策や景気対策の「手段」にさせられていることに，非常な危機感を持っている。　もちろん，経済と無関係な建築活動などはあり得ない。しかし，経済政策に１００％従属してしまい，住宅や都市計画が単に景気浮揚の手段として…