住宅事件簿〜職人の捨てたハケ洗浄液が地中へ　元請けの工務店も慰謝料を負担
日経ホームビルダー　第54号　2003.12.1

この記事の情報
掲載誌	日経ホームビルダー　第54号（2003.12.1）
ページ数	3ページ　（全2342字）
形式	PDFファイル形式　（127kb）
雑誌掲載位置	55〜57ページ目

戸建て住宅の壁を塗装した職人がハケを洗うのに使ったシンナーを、ユーザーや元請けの工務店の目を盗んで敷地内に捨てていた。それが地中の配水管を溶かし、水道水を汚染し、ユーザーに健康被害を与える事態となった。　「やっぱりシンナーみたいな臭いがするわねえ」　２００２年８月下旬のある日、主婦のＡさんは自宅でコップに入れた水道水に鼻を近づけ、顔をしかめた。壁を塗り替えているところなので、壁の臭いが移ったのだろ…