焦点〜「パソコン世代」に構造を教える石川孝重さん　力の流れを模型で見せる
日経ホームビルダー　第53号　2003.11.1

この記事の情報
掲載誌	日経ホームビルダー　第53号（2003.11.1）
ページ数	2ページ　（全837字）
形式	PDFファイル形式　（257kb）
雑誌掲載位置	14〜15ページ目

　３層に組み上げた構造モデルが、やや斜めに傾きながらゆさゆさと揺れる。これは、構造を初めて学ぶ学生に力の伝わり方を「見せる」ための教材だ。構造力学を教えて２７年になる日本女子大学住居学科教授の石川孝重さんが開発した。　「知識や想像力を本から養った世代と違って、ものごとをビジュアルでとらえて育ったパソコン世代は目に見えないものを理解するのが不得手。力の変化が見えるモデルで、そうした世代に構造のセンス…