学び直し講座「コーポレートガバナンス」〜コーポレートガバナンス・コード（５）　監督と執行
日経エコロジー　第232号　2018.10.1

第６回日本独自のガバナンス形態は、海外投資家の目にはリスクに映ります。「監督」と「執行」の分離をはっきり示せるかどうかがポイントです。松田　千恵子／首都大学東京　大学院　経営学研究科　教授　コーポレートガバナンス・コード（ＣＧＣ）には、「執行」と「監督」の分離を促す記述が多く見られます。原則４−６「経営の監督と執行」では、以下のように記載されています。　「上場会社は、取締役会による独立かつ客観的な…