すぐそこにある危機 第5回〜ヘドロにすむエイリアン 都会の海底で繁殖し 船に付いて全国に広がる
日経エコロジー 第84号 2006.6.1
掲載誌 | 日経エコロジー 第84号(2006.6.1) |
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ページ数 | 1ページ (全538字) |
形式 | PDFファイル形式 (129kb) |
雑誌掲載位置 | 122ページ目 |
東京湾のヘドロの海底にうごめくのは、クモの大群? いや、「イッカククモガニ」と呼ばれるカニである。甲らの長さが2cmほどのこの小さなカニは、北中米の西海岸からやって来た外来種。船舶に付いて1970年代に東京湾に侵入し、あっという間に増殖。今では仙台湾、大阪湾、伊勢湾、博多湾など全国の海に広がっている。 イッカククモガニは都会の汚れた海で巧みに生きてきた。ヘドロの中の有機物を餌にしながら素早く成長…
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