リポート　緊急リポート　原子力発電は生き残れるか？〜福島県知事の“反乱”　露呈した原発行政の矛盾
日経エコロジー　第46号　2003.4.1

この記事の情報
掲載誌	日経エコロジー　第46号（2003.4.1）
ページ数	3ページ　（全4125字）
形式	PDFファイル形式　（66kb）
雑誌掲載位置	45〜47ページ目

事件を機に原発立地地域の原子力行政への不信が吹き出した。特に福島県は国のエネルギー政策に疑問を投げかけている。最大の焦点は、安全論議ではなく原発をめぐる国の姿勢にある。「意地を張っているわけではない」との地元の声をどう受け止めるのか。　昨年夏、東京電力の原子力発電所で、自主点検作業記録の不正記載と、原子炉格納容器の漏えい率試験での不正が発覚した。これを受け東電は今年４月までに１７基ある原発すべてを…