トレンド・アンド・ニュース　税制対策〜道路財源の見直し議論が火付け役に　環境税導入に向けた検討が始まる
日経エコロジー　第27号　2001.9.1

小泉政権下で、これまで聖域とされていた道路特定財源の見直しが動き始めた。これを受けて活発化しそうなのが、炭素税をはじめとする環境税の議論。政府税制調査会会長を務める石　弘光一橋大学学長に、今後の議論のポイントを聞いた。　政府税制調査会は従来、ご意見番的な性格で、筋を言うだけであまり実効力はなかった。ところが、小泉政権が誕生し、「聖域なき改革」を掲げたことで、政府税調にも大きな変化を期待する声が上が…