ＮＥＷＳ　ＳＣＡＮ〜遺伝子スパイ事件の被告２人　それぞれに厳しい現実
日経バイオビジネス　第14号　2002.7.1

この記事の情報
掲載誌	日経バイオビジネス　第14号（2002.7.1）
ページ数	1ページ　（全1614字）
形式	PDFファイル形式　（25kb）
雑誌掲載位置	13ページ目

　「身柄の引き渡しを認めないでほしい」−−経済スパイ法容疑で起訴された理化学研究所の元研究員、岡本卓被告が１年ぶりに公に発したメッセージは、自身の保身を訴える言葉だった。起訴前に帰国していたため米国での裁判を免れていた岡本被告にも、いよいよ捜査の手が伸びようとしている。　沈黙を守り続けてきた岡本被告が動き始めたのは、焦りがあるからだ。当初から米国政府は岡本被告の身柄引き渡しを求める考えを示していた…