特集２〜「培養が終わった」後の死角　無傷の細胞なら３次元培養も可能
日経バイオビジネス　第7号　2001.12.1

この記事の情報
掲載誌	日経バイオビジネス　第7号（2001.12.1）
ページ数	2ページ　（全2232字）
形式	PDFファイル形式　（340kb）
雑誌掲載位置	56〜57ページ目

ガラス器の中での培養が細胞にストレスを与えていることがある。培養ストレスを緩和するだけで細胞の生存率は上がり、感染症にも強くなり、さらに工夫次第では臓器を作ることも夢ではないという。　東京女子医科大学先端生命医科学研究所の岡野光夫教授は１０年前から培養細胞の生存率を上げる方法を研究してきた。岡野教授は生物学をバックグラウンドに持つが、技術の中心はポリ（Ｎ−イソプロピルアクリルアミド）という化学物質…