〔鎌田浩毅の役に立つ地学〕／２３９　青森県東方沖でＭ７・５　初の「後発地震注意情報」発表
エコノミスト　第１０４巻　第１号　通巻４８９０号　2026.1.6

　青森県東方沖で12月８日、マグニチュード（Ｍ）７・５（暫定値）の地震が発生し、最大震度６強を観測した。それに伴い、東北・北海道沿岸では津波警報が発表され、最大70センチメートルの津波が観測された。また、国土地理院は地震前後の電子基準点を解析し、震源に近い場所で東方向に約９センチメートル（暫定値）の地殻変動を観測した。　三陸沖には択捉島の東方沖へつながるプレートの沈み込み帯に沿って「日本海溝」と「…