〔特集〕２０２６世界経済総予測　欧州政治　減税や歳出増を求める急伸右派　実現なら財政規律を脅かす恐れ＝古賀光生
エコノミスト　第１０４巻　第１号　通巻４８９０号　2026.1.6

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０４巻　第１号　通巻４８９０号（2026.1.6）
ページ数	2ページ　（全2626字）
形式	PDFファイル形式　（592kb）
雑誌掲載位置	３６〜３７頁目

　インフレや移民・難民を巡る政府の対策に不満が高まる中、西欧では急伸右派の影響力が拡大する。　ロシアが２０２２年２月、ウクライナに侵攻した後、西欧の多くの国で極右政党、あるいは急進右翼ポピュリスト政党の得票率が伸長した（図）。ここでは両者を「急伸右派」と総称することとしたい。25年には急伸右派の影響力がドイツ、英国、フランスでも顕著に高まった。　ドイツでは、25年２月の総選挙で「ドイツのための選択…