〔書評〕歴史書の棚 宮内庁長官と象徴天皇制 皇位継承めぐる注目の本=井上寿一
エコノミスト 第103巻 第21号 通巻4875号 2025.7.29
| 掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第21号 通巻4875号(2025.7.29) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全934字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (301kb) |
| 雑誌掲載位置 | 62頁目 |
皇位継承問題が大きな争点になろうとしている。直接のきっかけの一つは、5月15日の『読売新聞』の提言だろう。そこには女性宮家の創設と女性皇族の配偶者と子も皇族にするようにとなっていた。19日には『産経新聞』が女系継承の容認は日本の皇統断絶を意味するとして、男系継承を主張した。どちらの新聞も保守系と目されながら、その主張は180度、違うものだった。 このように皇位継承問題で揺れているかにみえる象徴天…
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