〔独眼経眼〕金高騰の裏にトランプ関税と政府債務増＝渡辺浩志
エコノミスト　第１０３巻　第１５号　通巻４８６９号　2025.6.3

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掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第１５号　通巻４８６９号（2025.6.3）
ページ数	1ページ　（全1026字）
形式	PDFファイル形式　（1224kb）
雑誌掲載位置	４０頁目

　トランプ米大統領が発表した「相互関税」は世界を震撼(しんかん)させ、金融市場を混乱させている。　トランプ関税は輸入インフレと世界貿易の縮小を招くが、その打撃を最も強く受けるのは米国自身だ。米国が「スタグフレーション（インフレと景気悪化の同時進行）」に陥るとの懸念から、「米国売り」が活発化し、ドル安・株安・債券安の「トリプル安」が現実のものとなった。　そんな中で高騰するのが金（ゴールド）だ。インフ…