〔学者が斬る・視点争点〕経済安全保障問題に揺れるユーロ圏＝中尾将人
エコノミスト 第１０３巻 第１４号 通巻４８６８号 2025.5.20
| 掲載誌 | エコノミスト 第１０３巻 第１４号 通巻４８６８号（2025.5.20） |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ （全3112字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （440kb） |
| 雑誌掲載位置 | ５６〜５７頁目 |
経済安全保障の試練に直面する経済統合の象徴・ユーロ圏。共通通貨の信頼性が問われている。 ◇迫られる統合体制の改革、政策再設計 ユーロ圏のように複数の国々が共通の通貨を使う場合にどのような条件を満たせば安定した通貨圏となるのかを考察する「最適通貨圏理論」において、その条件の一つとして「経済の開放性」がある。経済の開放性とは、外国との貿易がどのくらい活発であるかを指す。経済の開放度が高く、貿易による…
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