〔再エネ〕収益性悪化で岐路の洋上風力　問われる「安値」入札の始末＝岩間剛一
エコノミスト　第１０３巻　第１２号　通巻４８６６号　2025.4.22

　洋上風力発電は維持・管理を含めて巨額のプロジェクトであり、足元の資機材価格高騰などで逆風にさらされていても、もうからないからと簡単に放り投げるわけにはいかない。　日本国内の洋上風力発電が逆風にさらされている。２０５０年のカーボンニュートラル（温室効果ガス排出実質ゼロ）達成に向けた切り札として、ペロブスカイト（塗る太陽電池）の開発と並んで期待されていたが、世界的なインフレにより風車をはじめとした資…