〔書評〕歴史書の棚 史学でなく文学者による脱藩者・頼山陽の本格評伝=今谷明
エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号 2024.7.23
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第22号 通巻4839号(2024.7.23) |
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ページ数 | 1ページ (全1006字) |
形式 | PDFファイル形式 (294kb) |
雑誌掲載位置 | 58頁目 |
江戸時代には脱藩という不穏な試みで学者になった者が多い。近江聖人とうたわれた中江藤樹、18世紀後半に正確な暦を作った天文学者の麻田剛立(ごうりゅう)などがそうだが、ここで取り上げる幕末の歴史家・頼山陽も典型的な脱藩者である。古代や近代とちがって学制(大学制度)がなかった室町や江戸時代は、学者で立身するのが大変であったのだ。山陽のごときは、京都、大坂の学界にあこがれ、京都で潜伏中に探索につかまり、…
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