〔独眼経眼〕23年度の「名目賃金」伸び悩みは誤り=斎藤太郎
エコノミスト 第102巻 第19号 通巻4836号 2024.6.25
| 掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第19号 通巻4836号(2024.6.25) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1346字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (755kb) |
| 雑誌掲載位置 | 33頁目 |
厚生労働省の「毎月勤労統計」によると、2023年度の名目賃金(1人当たり現金給与総額)は前年度比1・3%増となり、22年度の同1・9%増から伸びが鈍化した。春闘との連動性が高い一般労働者の所定内給与は同1・8%増と23年春闘のベースアップと同程度の伸びとなったが、賃金水準が相対的に低いパートタイム労働者の割合が上昇したことにより平均賃金が押し下げられた。 筆者は24年3月12日号の本欄で、毎月勤…
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