〔書評〕『財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン』 評者・服部茂幸
エコノミスト 第102巻 第17号 通巻4834号 2024.6.4
掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第17号 通巻4834号(2024.6.4) |
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ページ数 | 2ページ (全1222字) |
形式 | PDFファイル形式 (474kb) |
雑誌掲載位置 | 52〜53頁目 |
◇著者 飯田泰之(明治大学教授) 中公新書 924円 ◇リフレ派経済学を根本的に書き換える一冊 2000年代に完成した「新・新古典派総合」理論では、経済の安定化は金融政策の役割であり、財政は抑制的に運用されるべきだとされていた。ところが、08年の金融危機後、非伝統的な金融政策が行われたものの経済の回復は思わしくない。それを踏まえて、金融政策の限界と財政政策の重要性が認識されるようになってきたと本…
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